楽天は8月27日、「楽天市場」の出店者向けオンラインカンファレンス「楽天オンラインEXPO」を開催した。楽天の三木谷浩史社長は講演で、「今年は『楽天市場』単体で(流通総額が)3兆円を超える」と言及。新型コロナウイルス(コロナ)の影響でECシフトが進む中、「楽天市場」の成長も加速している。
三木谷社長は「コロナの第一波が終わった後、少し落ち着くかと思ったが、前年比50%増のペースで成長が続いている」と説明した。コロナが収まった後でもEC市場は30%増のペースで成長が続くとの専門家の見解も紹介し、「楽天市場」の成長が継続できると強調した。
「共通の送料込みライン(送料込み)」は出店者全体の80%以上が参加しており、三木谷社長は「全店舗が参加すればさらに成長する。NPS(ネットプロモータースコア)もさらに高まるだろう」と未参加の出店者に参加を呼び掛けた。
他にも、通信の高速化や楽天モバイルの取り組み、店舗向けの安心・安全の取り組み、自社物流サービスの取り組みについて改めて説明。楽天モバイルで提供しているダイヤルアプリ「Rakuten Link(ラクテンリンク)」を通して、「楽天市場」の活性化を図るビジョンも紹介した。
■戦略共有会で新施策
「楽天オンラインEXPO」では、20年下期の「戦略共有会」も開催した。
(続きは、「日本ネット経済新聞」9月3日号で)
楽天/「流通総額3兆円超に」/三木谷社長がEXPOで言及
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