BEENOS 19年10―12月期/営業益は23.6億円/約27億円の売却益を計上

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 BEENOS(ビーノス)の19年10―12月期(第1四半期)における営業利益は23億6600万円(前年同期は3億1400万円の損失)となった。営業投資有価証券の一部を売却し、約27億円の売却益を計上したことで、大幅な増益となった。売却益を次の投資先に費やすとともに、既存事業のてこ入れにも充当する。
 売上高は前年同期比53.1%増の81億2900万円だった。海外ユーザーの代理購入サービス「バイイー」を中心としたクロスボーダー事業の売上高は、販売手数料の見直しやフリマアプリ「メルカリ」との提携により、同5.8%増の12億3100万円だった。
 ブランド品買い取り販売サービス「ブランディア」を中心としたバリューサイクル事業の売上高は、マス広告を抑えたことで同6.1%減の31億4800万円だった。
 四半期純利益は14億2100万円(同2億円の損失)だった。営業投資有価証券の売却に加え、「バイイー」の手数料見直しによる収益強化、「ブランディア」の販促見直しによる営業損失の改善も奏功した。
 20年9月期の売上高は前期比2.9%増の260億円、営業利益は同75.7%増の30億円、当期純利益は同67.1%増の18億円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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