ほぼ日 19年9―11月期/売上高は約15%減/「ほぼ日手帳」売上は踊り場

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手帳の出荷減が打撃と説明

手帳の出荷減が打撃と説明

 ほぼ日の19年9―11月期(第1四半期)の売上高は、前年同期比15.1%減の20億800万円だった。営業利益は同59.9%減の3億800万円。売り上げの7割近くを占めている「ほぼ日手帳」の卸売り出荷が減少し、「生活のたのしみ展」を今期中に開催しなかったことが要因。営業利益の減益は、原価率のコストの上昇などが影響した。いずれも想定内とし、通気業績予想の修正は行わない方針。
 「『ほぼ日手帳』」は国内において、これまで右肩上がりで売り上げが伸びていたが、踊り場にきているように思う」(IR担当)としている。
 売り上げにおける「ほぼ日手帳」への依存度を下げていく方針だ。
 今後の施策については「『ほぼ日手帳』と同様、豊かに暮らしていくことを捉えた新商品の展開や、海外での訴求を強めていく」(同)と説明した。
 四半期純利益は同60.6%減の2億1200万円、経常利益は同59.8%減の3億900万円となり、いずれの利益段階でも大幅な減益となった。「ほぼ日手帳」の出荷数減は、主な卸売り先であるロフトが受注数を減らしたことが要因としている。
 海外売上高は同6.7%減の5億2400万円だった、中国向けの直販出荷は増加したが、その他アジア地域が減少した。「生活のたのしみ展」は20年、3月に東京・丸の内、6月に東京・新宿、10月に福岡・博多で実施する。年に3回開催するのは初めて。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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