北の達人コーポレーション 19年3―11月期/売上26%増の75億円/発送遅延、販促体制の整備で計画未達

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「ヒアロディープパッチ」は在庫調整のため発送を遅らせた

「ヒアロディープパッチ」は在庫調整のため発送を遅らせた

 北の達人コーポレーションの19年3―11月(第3四半期)の売上高は、前年同期比26.7%増の75億4700万円だった。「刺す化粧品―ディープパッチシリーズ」の好調が続いており、増収に寄与した。期初には80億8800万円の売り上げを計画していたが、一部商品の発送遅延や販促体制の整備を行ったため、計画に届かなかった。
 「刺す化粧品―ディープパッチシリーズ『ヒアロディープパッチ』」において新規獲得件数と在庫数のバランスを取るため、発送時期を遅らせた。発送時期を遅らせた商品が第3四半期中に発送できていたとしたら、約1億6700万円の売上高を上積みできたという。
 将来的な業績拡大のために集客部門の体制強化を重点的に実施した。ヤフーやグーグルの広告審査基準が厳格化しており、よりクリーンな広告出稿体制の構築や、新しい審査基準の知識習得を優先している。その分、広告出稿を抑えたため、売り上げにはマイナスの効果があった。
 営業利益は同49.2%増の21億8200万円、四半期純利益は同47.3%増の14億8700万円だった。
 20年2月期における売上高は前期比31.6%増の109億3900万円、営業利益は同45.2%増の27億200万円、当期純利益は同46.2%増の18億9000万円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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