日本通信販売協会/「顧客との共感を」/阿部会長が賀詞交であいさつ

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東京地区の賀詞交歓会であいさつするJADMA・阿部嘉文会長(東京・大手町のパレスホテルで)

東京地区の賀詞交歓会であいさつするJADMA・阿部嘉文会長(東京・大手町のパレスホテルで)

 公益社団法人日本通信販売協会(JADMA、事務局東京都、阿部嘉文会長)は1月10日、東京地区の賀詞交歓会を開催した。阿部会長はあいさつで機能や利便性が向上するのは当然のこととして、「お客さまから求められるのは共感や共鳴」と語り、「そういった商品やサービスが重要になってくる」と述べた。
 阿部会長はまず、科学技術や通信技術が飛躍的に進歩し、消費者のライフスタイルや価値観が変化する中で、通販に求められるものも急速に変わりつつあると指摘。
 「われわれ通販に携わる者として、利便性や特徴のある商品の提供という従来からの強みに加え、今後はお客さまの未来に向けて寄り添っていくことが重要になる」とし、そのための新しい価値やサービスの提供が求められると語った。
 今年は5Gの時代を迎え、ますます即時性に基づく機能の開発や効率化が進むことは間違いないと指摘。従って、機能や利便性が向上するのは当然のこととして、「必要となるのはお客さまや消費者から見た共感だと考えている。われわれが取り扱う、あるいは担う商品・サービスは、そこに物語があるような、未来に向けてワクワクさせてくれるようなものが重要になる」と述べた。
 JADMAとしては今年、「広告表示の問題、健康食品の公正競争規約作成の取り組み、物流・配送の効率化に向けた取り組みなどさまざまな課題がある。こうした課題と向き合い、さらに努力を重ねていきたい」と抱負を語った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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