プラネティア/大賞は花王ヘアマスク/日本製化粧品の年間アワード

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花王が19年の年間大賞を受賞

花王が19年の年間大賞を受賞

 アジア向けに日本の化粧品情報を発信する口コミサイト「コスメリア」を運営するプラネティア(本社東京都、鎌形諭社長)は1月9日、アジア各国の女性が選ぶ日本製の化粧品大賞「COSMERIA of the Year(コスメリアオブザイヤー)2019」の授賞式を開催した。19年の年間大賞には花王の「アジエンス濃密ヘアマスク」が選ばれた。
 「コスメリアオブザイヤー」は16年から毎年開催。日本製品を対象に、「コスメリア」を利用する約15万人のアジア女性が選出している。選定基準は口コミの内容やファン投票など。
 登壇した花王ヘアケア事業部の松下智彦氏は、「昨年からアジア各国で自宅でのメーキャップがはやっている。商流をつかみ、保湿や柔軟など髪に着目してアジアでの越境ECやインバウンドの獲得に力を入れた。20年度も大きな飛躍を目指していく」と話した。
 同日はパネルディスカッションも開催。19年3月に業務提携した、セルマインターナショナル(本国台湾)のジェームズ・リャオ社長や、アジアのインフルエンサー2人を招いた。
 リャオ社長は日本の化粧品メーカーについて「売り上げの主力となるスター商品だけを売り込もうとすることが多い」と話した。その上で、「さまざまな商品をラインアップして、顧客を獲得した後のクロスセルにも力を入れた方がいい」と指摘した。
 1月15~21日まで、大阪の大丸梅田店で受賞商品の販売会を行う。過去の受賞商品も取りそろえる。

パネルディスカッションの様子(中央がリャオ社長)

パネルディスカッションの様子(中央がリャオ社長)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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