白鳩 19年3―8月期/厳しい販売状況が継続/営業損失3600万円

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 インナーのECを手掛ける白鳩の19年3―8月期(中間期)の営業損失は3600万円だった。19年2月期は6カ月間の変則決算のため、前年同期比は不明。配送費用の値上げやインナーウエア市場における企業間競争の激しさが増し、厳しい販売状況が継続した。当初予定していた在庫管理システムの販売開始が遅延したことも影響した。
 主力商品であるブラセットの販売が伸び悩んだ。送料無料に設定した商品を単品購入するユーザーが増加し、客単価が低迷した。
 開発遅延により、当初予定していた在庫管理システムの販売に遅れが生じた。販売時期は第4四半期(19年12月―20年2月期)にずれ込む予定。
 白鳩は新たな顧客層の拡大に向けた取り組みを強化している。6月にはファッション通販サイト「SHOPLIST(ショップリスト)」に出店し、20―30代の女性にリーチ。7月にはオリジナルハイブランド「MATOW(マトウ)」を発表し、品ぞろえの強化と新たな顧客層の獲得を図っている。
 中間期の売上高は26億1600万円、経常損失は5500万円、四半期純損失は7000万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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