オンワードホールディングス 19年3―8月期/EC売上は34%増/1000億円規模目指す

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保元道宣社長

保元道宣社長

 オンワードホールディングス(HD)の19年3―8月期(中間期)のEC売上高は、前年同期比34%増の153億円だった。不採算事業を閉鎖し、EC事業などを強化する。「(EC事業は)長い目で見て売上高1000億円を目指す」(保元道宣社長)と話した。
 全体の売上高は前年同期比4.0%増の1184億6600万円だった。営業損失は8億6100万円(前年同期は6億600万円の営業黒字)、中間純損失は244億3200万円(同14億7900万円の黒字)だった。
 日韓関係を憂慮し、韓国から撤退。イタリアの事業を縮小し、中国も事業転換を図る。不採算のブランドや店舗も廃止。事業の構造改革を推進するために252億円の特別損失を計上する。
 ECを中心としたデジタル分野、オーダーメードスーツなどカスタマイズ分野、美容・ギフトなどライフスタイル分野を強化し、再成長を目指す。
 20年2月期のEC売上高は、前期比37%増の350億円を目指す。3カ年計画の最終年度に当たる22年2月期は、500億円規模にまで拡大したい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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