オイシックス・ラ・大地/第1四半期は減収減益/テレビ広告展開が影響

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 オイシックス・ラ・大地の19年4―6月期(第1四半期)における連結売上高は、前年同期比3.5%減の162億6000万円だった。営業利益は同11.0%減の5億4000万円となった。
 食品EC事業「Oisix」の売上高は同21.0%増の83億円、営業利益は同3.8%減の9億3000万円だった。3月からテレビによる新規顧客獲得プロモーションを行ったことで、費用がかさみ減益となった。
 会員数は同25.3%増の22万5553人。会員1人当たりの月間購入金額(ARPU)は、ライトユーザーの増加に伴い、購買頻度が減少して同2.8%減の1万1244円となった。ミールキット「Kit Oisix」の「Kitコース」の会員数は同61.3%増の12万8551人に増えた。
 食品宅配「大地を守る会」の売上高は同6.6%減の25億8000万円、営業利益は同5.7%減の4億5000万円だった。会員数は同12.6%減の3万8571人、ARPUは同5.5%増の2万1232円。
 食品宅配「らでぃっしゅぼーや」の売上高は同35.1%減の37億7000万円、営業利益は同33.2%減の6億8000万円だった。会員数は同17.9%減の6万1507人、ARPUは同5.9%増の1万8301円だった。
 フルフィルメントを代行する三越伊勢丹の食品EC「ISETANDOOR」は5月に利用者が1万人を突破し、流通総額も順調に伸びているという。
 店舗外販事業では期中に、139店舗の食品スーパーなどでコーナー出店を展開。売上高は横ばいの1億8000万円だった。保育園への卸売売上高は同41%増の2億4000万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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