メルカリ/3店舗で実証実験/コインランドリーで撮影、出品

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専用ブースには、撮影用のラック、背面パネル付きのハンガースタンドやメジャーなどを設置

専用ブースには、撮影用のラック、背面パネル付きのハンガースタンドやメジャーなどを設置

 メルカリは6月26日、洗濯した衣類をその場で出品用に撮影できるスペースをコインランドリー店内に設ける実証実験を開始する。まず首都圏3店舗で実施。出品時、自宅での撮影スペースを十分に確保できないといった課題を持つユーザーの声に応える。7月以降は、エリアを拡大し首都圏50ヵ所の店舗で展開する予定。
業務用クリーニング機器の製造販売およびコインランドリー店の運営事業を手掛けるTOSEI(トーセイ、本社静岡県、谷嶋和夫社長)と連携する。
「東中野店」「川口並木店」「平台店」のTOSEI直営コインランドリー「TOSEI Laundry(トーセイランドリー)」で実証実験を行い、「ゆうパケット用段ボール箱」と「宅配ビニール袋」の2種類の梱包材を無料で提供する。
撮影スペースには、撮影用のラック、背面パネル付きのハンガースタンドやメジャーなどを設置。利用者の出品の手間を省く。
メルカリは「商品を撮影し、そのままコインランドリー近くのコンビニから配送できる。対応店舗は今後も増やしていく予定だが、実証実験の結果を踏まえながら検討していく」(マーケティング部・長廻悠人マーケティングスペシャリスト)としている。
トーセイからメルカリに声をかけて実現した。トーセイは「コインランドリーの利用率を向上させたい。メルカリサービスをきっかけに足を運ぶ人が増えることを期待している」(高橋岳彦取締役副社長・マーケティング本部長)としている。
なお、実証実験において両社間で金銭のやり取りは発生しない。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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