アマゾンジャパン/産学官で情報交換/中小企業の未来を語る

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「アマゾンアカデミー」会場の様子

「アマゾンアカデミー」会場の様子

 アマゾンジャパンは6月20日、中小企業や個人事業主を対象としたビジネスセミナー「Amazon Academy(アマゾンアカデミー)」を開催した。日本で開催するのは2回目。スタートアップ企業の経営者など300人が来場した今回のセミナーのテーマは「中小企業の成長のカギ」。AmazonビジネスやFBAの担当者が最新のAmazonの中小企業支援の仕組みを紹介した。JETRO(ジェトロ、日本貿易振興機構)の赤星康副理事長や、経済学者の安田洋祐氏は中小企業の未来について語った。
大阪大学准教授の安田洋祐氏は、中小企業のAIの導入について言及。今後、中小企業が、ビジネスの現場にAIやIoTといった最新のテクノロジーを導入する際に、Amazonが提供する低価格なクラウドサービスを利用するのが一般的になるのではないかといった可能性を示した。
安田氏は、日本の中小企業の従業員の就業満足度が世界平均に比べて低いことも指摘。中小企業が従業員満足度を高めるためには、外国人材を積極的に採用するなど、職場環境を変えてから、イノベーションを起こしていく必要があるなどと訴えた。
JETROの赤星理事長は、「海外進出したいがどんなパートナーと組めばいいか分からない」といったスタートアップ企業が多いことについて言及。JETROが海外展開を支援した事例などについて紹介した。
アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は、赤星理事長と安田洋祐氏とのディスカッションにおいて、Amazonが中小企業の商品の出品や社内の備品購買のために、多くのサービス開発をしてきたことを訴えた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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