プリンタス 19年7月期/EC売上は9億円/増収も営業益はマイナスに

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 インクの販売を行うプリンタス(本社東京都、上野洋一社長)の19年7月期の売上高は前期比10%増の約9億円になる見通しだ。中国から輸入した正規品の互換製品が好調だった。配送費の値上げ、中国製の商品の原価高騰により、営業利益は前期比5%減を予想している。
 ネコポスの料金値上げが影響したという。日本郵便と佐川急便のサービスから、今年5月に本州に翌日配送できるヤマト運輸のサービスに変更したものの、料金の値上げが利益を圧迫した。
 中国製のインクに内蔵されているICチップの原価が日本の純正品価格と変わらなくなっており、仕入れ原価の高騰を招いたとしている。
 また、楽天ペイの導入による手数料負担額も減益要因の一つとなっている。
 上野社長は「売上高が上がれば、減益も続く。原価が安い台湾やタイからの輸入も考えているが、技術的な面でまだまだ厳しい」と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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