キューオーエルラボラトリーズ/美容ECサイトテコ入れ/20年3月までに売上5倍増目指す

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 健康食品などの製造・販売・卸を行うキューオーエル・ラボラトリーズ(本社東京都、栗原清吾社長)はこのほど、美容関連商品を取り扱う自社ECサイト「美人通販」の新規顧客獲得・売り上げ伸長のための取り組みを本格化した。同サイトのテコ入れが狙い。4月15日には、同サイトの戦略商品として美容サプリを発売。SNSや広告出稿などを通じてブランド力の強化を図っていく考えだ。20年3月までに、同サイトの年間売上高を従来比で5倍に伸長させる考えだ。
 同社は18年まで、男性向けのスポーツサプリを販売する、もう一つの自社サイト「メンズマッスル」の訴求に力を入れていた。企画開発部部長で管理栄養士の磯野華子氏は、「『美人通販』は、30代以上の女性が幅広く商品を購入しており、広告を出稿できる機会も多い。20~30代の男性顧客が中心のECサイト『メンズマッスル』よりも市場は大きいと判断した。新商品の発表を皮切りに、『美人通販』について広告出稿やSNSによる認知拡大の取り組みを強化、新規顧客の獲得を図る」としている。
 発売した新商品は、便秘解消などの効果が期待される美容サプリ「CUBIRE by euglena―クビレ バイ ユーグレナ―」。同商品の開発に携わった磯野氏は、テレビ通販番組に7年間出演する中で得たノウハウを生かし、「お客さまに感動や驚きを与えるようなプロモーションをしていく」と話している。新商品のプロモーションでは、制作秘話やユーグレナの価格を抑えるための苦心など、ストーリー性を伝えていくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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