サンワカンパニー 第2四半期/売上高7.0%増/商品戦略が奏功

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 建材や住設機器をECで販売しているサンワカンパニーの18年10月―19年3月期(第2四半期)の売上高は前年同期比7.0%増の50億9500万円だった。「洗面」「バス」「エクステリア」の販売が好調だったことが増収の要因だという。
 「洗面」カテゴリーの売上高は前年同期比12.7%増の16億3600万円だった。販売商品を絞り、洗面カテゴリー内での在庫管理の見直しを行った。その結果、販売機会のロスの減少につながり、販売数が伸長したという。「バス」カテゴリーの売上高は同41.2%増の2億1900万円となった。マンションやスポーツ施設に対する、省スペース設計のシャワーブースの販売が伸びた。若年層などにおいては、シャワーしか浴びない人が増えている。そうしたニーズを取り込みたい建物への販売が伸びたのだという。
 「エクステリア」カテゴリーの売上高は同38.5%増の1億4800万円だった。18年4月に発売した、宅配ボックス機能付きの「オスポール」の商品が売れたのだという。宅配ボックスに対する需要があり、販売が伸びたとしている。
 テレビCMによって認知度を高める取り組みも行った。同社は18年11月24日~12月2日の9日間と12月8日~12月16日の9日間の計18日間に関西地域で同社のテレビCMを放送していった。テレビCMは今回で2年目。昨年と違い、商品を訴求するのでなく、部屋の空間全体を訴求した。結果として、18年12月の大阪ショールームへの来場客数は前年同月比で1.5倍に伸長。関西エリアを中心に同社の認知度が高まったことは売り上げが伸びた要因の一つだとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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