楽天 19年1―3月期/国内ECは13.3%増/物流投資かさみ営業減益

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クロスユース率が拡大

クロスユース率が拡大

 楽天の1―3月期(第1四半期)における国内EC流通総額は、前年同期比13.3%増の8750億円だった。国内EC事業の売り上げ収益は同14.7%増の1085億2800万円だったが、物流関連の投資などがかさみ、営業利益は同17.5%減の137億9900万円となった。
 楽天市場や楽天トラベルなどを含む国内EC流通総額は、堅調に拡大している。楽天グループのサービスが成長するとともに、各サービスのクロスユース(併用)が拡大している。過去1年間において2サービス以上を利用したユーザーの比率は70.1%に達した。
 物流関連への投資を強化している。自社配送サービス「Rakuten EXPRESS(ラクテンエクスプレス)」の人口カバー率は21%に拡大した。
 物流代行サービス「Rakuten SUPER LOGISTICS(ラクテンスーパーロジスティクス)」では、提携先のECモール「Wowma!(ワウマ)」の出店者にもサービスを提供。倉庫の稼働率や効率性を向上したい考えだ。ビックカメラとは配送面で連携しており、大型の家電製品の配達・設置の機能を強化している。

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