ヨドバシホールディングス/石井スポーツ買収/アウトドア用品を強化

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 ヨドバシホールディングス(HD)は4月3日、登山用品の販売を手掛けるICI石井スポーツ(石井スポーツ、本社東京都、荒川勉社長)を買収すると発表した。
 3月28日付で、投資ファンドのアドバンテッジパートナー(APファンド)が保有する石井スポーツの全株式を、4月末までに取得することで合意した。株式取得額は非公開。子会社化により、アウトドア用品の取り扱いを強化する。
 APファンド以外の石井スポーツの株主もヨドバシHDに株式を譲渡する方針。石井スポーツの完全子会社で、アウトドア用品専門店のアート・スポーツも、ヨドバシHDの傘下に入る。
 ヨドバシHDは石井スポーツとアート・スポーツの子会社後について、店舗運営の独立性や従業員雇用の維持に努めるとしている。ヨドバシHDが持つ不動産への出店や、経営および物流システムの利用を通して、収益の拡大につなげる。
 ヨドバシHDのグループ会社、ヨドバシカメラは、「石井スポーツが持つアウトドアに関する専門性や商品知識をグループとして共有し、アウトドア用品を強化する」(広報担当)と説明する。
 石井スポーツは、「現在ECに関しては、EC専用の在庫と倉庫を持っている。ヨドバシカメラが行う当日配送サービス(ヨドバシエクストリーム)に関しても、なるべく早く行えるよう話し合いを進めている」(管理本部)と言う。石井スポーツの18年8月期EC売上高は4億6000万円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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