ヤマトシステム開発/EC商品を試着、直し/都内17カ所でサービス開始

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お直し店舗では丈詰めにも対応する

お直し店舗では丈詰めにも対応する

 ヤマトグループでシステム開発などを手掛けるヤマトシステム開発(YSD、本社東京都、星野芳彦社長、(電)03―6333―0120)は3月25日、ECサイトで購入した衣料品を店舗で受け取り、試着や直しができるサービスを開始した。まず首都圏17カ所で実施する。受け取り店舗は協業する衣類のお直し店舗3社が行い、丈詰めなどに対応する。YSDは同サービスに参加するアパレル企業から手数料収入を得る。20年度までに営業収益3億円の達成を目指す。
 新サービス「Fittingステーション」に参加を表明しているアパレル企業は、三陽商会、ライフスタイルアクセント、ワールド、バーニーズジャパンの4社。ECサイト経由の購入時に生じる、試着せず商品を購入する不安の軽減や、自分の好きな時間に商品を受け取りたいユーザーの要望に応える。
 お直し店舗は、おしゃれ工房、フォルムアイ、リフォームスタジオの3社がYSDと協業する。同サービスによる新たな顧客獲得を狙う。
 サービス導入に向け18年1~3月の期間、試験運用を行った。試験運用時から参加している三陽商会は、「試験運用時は、三陽商会のユーザーが全体の7割弱を占めた。顧客データを分析したところ、休眠顧客の掘り起こしにつながっていることが分かった」(経営統括本部企業コミュニケーション部企業広報課・菊地恵生課長代理)と言う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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