千葉県／薬機法違反の事業者公表／医薬品成分配合サプリで

　千葉県の健康福祉部薬務課は２月１４日、医薬品成分をサプリメントに配合して販売していた、愛知県と兵庫県の事業者２社について、医薬品医療機器等法（薬機法）違反にあたるとして社名公表を行った。千葉県は、事業者が所在する都道府県に通報し、それぞれの事業者への対応を依頼したとしている。
　千葉県が社名の公表を行ったのは、強壮作用を持つシルデナフィル配合のサプリメントを販売していたアウトバーン（本社愛知県）と、同じく強壮作用を持つインヨウカク配合のサプリメントを販売していたロハスフード（本社兵庫県）の２社。アウトバーンは海外製のサプリメントの輸入販売を行っていた。ロハスフードは、製造・販売を行っていたという。
　「専ら医薬品」リストに収載された成分を配合したサプリメントの販売は、無承認医薬品の販売として薬機法違反にあたる。
　千葉県では日ごろから、千葉県の住民が購入する可能性があるサプリメントのＥＣ事業者を、薬機法の観点から調査しているという。今回の２社については事業者を特定後、両事業者が本社を置く、愛知県と兵庫県に通報し、販売停止の指導やその後の監視指導を委託したとしている。２社は現在ＥＣによる販売を停止している。