原子力規制庁/核燃料の出品を公表/ECモール各社に防止要請

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 原子力規制庁は2月6日、オークションサイト「ヤフオク!」に核燃料物質の可能性がある商品が出品されていたことを公表した。原子炉等規制法に違反する恐れがあるとして、楽天、アマゾンジャパン、ヤフーなどECモール運営企業や公益社団法人日本通信販売協会に対し、販売防止を要請するとしている。
 原子力規制庁は17年11月、「ヤフオク!」上に「少量のウラン」という商品名の物品が出品されていることを確認した。核燃料物質の使用には同庁の許可が必要。出品者が許可を受けていない可能性、許可を持たない購入者に商品が渡る可能性があったため、ヤフーに商品の掲載停止などを依頼した。
 ヤフーはその後、問題となった出品ページを削除し、「ヤフオク!」の利用ガイドラインに核燃料物質の出品を禁止する基準を設けた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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