農林水産省/食品表示法違反で指示/お茶の原産国非表示で

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ヘルスライフが運営するECサイト

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 農林水産省は1月29日、輸入ハーブティーを、原産国名を表示せずに販売していたとして、ヘルスライフ(本社京都府)に対して、食品表示法に基づき、表示の是正と再発防止策実施の指示を行った。同社は不適正表示を行った商品を、少なくとも14年1月から18年5月末までの4年5カ月以上、店頭やECで販売していた。農水省は、販売期間が長かったことを踏まえて行政指導を行ったとしている。
 農水省によると、原産国名を表示せずに食品を販売するケースは「まれだ」(消費者行政・食育課食品表示・企画監視室)と言う。
 農水省近畿農政局では、18年3月から12月までの間に数度、同社に対して食品表示法に基づく立ち入り検査を実施したという。その結果、輸入した原料茶葉を小分け包装したハーブティー3商品計2634袋を、一般用加工食品として販売していたことが確認されたという。
 「ローズヒップティークラッシュタイプ」と「ローズヒップ(バラの実)」の原産国はチリだった。「カモミール(カミツレ)」はエジプト原産だった。
 ヘルスライフは1月31日、農水省が指摘した3商品の他、7商品計5万8000袋以上にも不適正表示があったことを公表、謝罪した。なお「対象商品の安全性に問題はない」(広報)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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