ZOZO/ファッションを数値化/レコメンドエンジン開発に生かす

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 ファッションECモールを運営するZOZO(ゾゾ)は1月15日、ファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウエア)」で蓄積したデータを分析・研究し、ファッションスタイルを数値化する研究を開始する。ユーザーの好みを正確に把握し、精度の高いレコメンドエンジンの開発につなげたい考えだ。
 ZOZOグループ内にプロジェクトチーム「ZOZO研究所」を設置し、ファッションを数値化し、科学的に証明する研究を行っている。
 20年3月31日まで同志社大学の桂井麻里衣助教の研究グループと共同で研究する。
 同研究所では、画像認識やコーディネートの自動生成、コーディネートの良しあしを定量化する方法などを研究する。感覚的に語られているファッションを数値化するのが狙いだ。
 「ウエア」で投稿された画像とタグの関係性を人工知能(AI)が学習し、ユーザーの感覚に近いスタイルを統計的に決定できるようにする。レコメンドエンジンの開発では、「着用時のシルエット」に着目してユーザーの好みを正確に把握し、提案の精度向上を図る。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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