KDDIコマースフォワード/ルクサと合併へ/Wowma!とLUXAは継続

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 ECモール「Wowma!(ワウマ)」を運営するKDDIコマースフォワード(KCF、本社東京都、八津川博史社長)とルクサ(本社東京都、村田聡会長)は、19年4月1日付で合併する。ルクサが存続会社となり、KCFがルクサに吸収合併される。合併後の称号については未定だという。
 「Wowma!」とタイムセールECサイト「LUXA(ルクサ)」の運営は、新会社が引き続き行う。新会社の代表には、KCFの八津川博史社長が就任する予定。ルクサの村田聡会長の処遇を含め、具体的な人事は「未定」(ルクサ広報)と言う。新会社設立に伴って、「Wowma!」の出店者に生じる影響は、現時点では「ない」(同)としている。
 KCFとルクサはどちらも、KDDIグループとして事業を行ってきた。合併によって、「モノとコト消費を総合的に提供し、顧客と店舗の双方に新しい価値体験を提供していく」(同)としている。
 KCFの八津川社長は本紙の取材に対して「『Wowma!』側はモノ軸で、ルクサ側はコト軸で成長している。それぞれを統合的に見ることで、お客さまに提供するサービスの質やスピードを向上させることにつながる」と話している。
 KCFは、ディー・エヌ・エーが運営していた「DeNAショッピング」と、KDDIが運営していたECモール「auショッピングモール」を16年12月に引き受け、17年1月に「Wowma!」としてブランドを統合した。
 ルクサは、人材総合サービスのビズリーチ(本社東京都)の一事業として10年8月にスタート。同年分社化し、15年にKDDIの傘下に入った。18年3月期の売上高は218億円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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