Hamee 18年5—10月期/売上は10.2%増/コマース事業は5.1%増

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決算説明会で登壇する樋口敦士社長

決算説明会で登壇する樋口敦士社長

 スマホ関連グッズのECサイトや一元管理システムを運営するHamee(ハミィ)の18年5—10月(中間期)における連結売上高は、前年同期比10.2%増の46億3900万円だった。EC事業を展開するコマース事業の売上高は、主力商品の販売が伸び悩んだため、微増にとどまった。
 コマース事業の売上高は、同5.1%増の37億9300万円だった。成長をけん引するスマホアクセサリーブランド「iFace(アイフェイス)」シリーズは、出荷金額が伸びているものの成長率は鈍化している。
 「iPhone(アイフォーン)」の新型モデルが3機種発売されたり、旧モデルの販売が強化されたことで、「アイフェイス」に欠品が生じた。国内卸売は「iPhone」発売前の買い控えや欠品による影響で2億100万円の減収となった。
 「『アイフェイス』はブームによる成長から手堅い売り上げの推移にシフトしている。今後はブランディングを強化し、市場での地位を確保したい」(樋口敦士社長)と話す。
 一元管理システム「ネクストエンジン」などを運営するプラットフォーム事業の売上高は、同41.0%増の8億3600万円だった。販売やサポートの体制強化、コンサルティング会社の買収などが増収に寄与した。
 「全事業から集めたデータを『HDP(ハミィ・データ・プラットフォーム)』に蓄積している。このデータを最初に生かせるのはマーケティング領域。12月13日に本リリースした『商品レコメンドAI』もその一つ」(同)と話す。
 今後は「HDP」への投資を強化し、データを生かした事業モデルの開発に注力するという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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