楽天 18年7―9月期/国内EC流通総額12%増/楽天市場単体も9月は10%増

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副社長執行役員コマースカンパニープレジデント・武田和徳氏

 楽天の18年7―9月期(純第3四半期)における国内EC流通総額は、前年同期比12・1%増の9534億円だった。楽天市場単体の流通総額も順調に推移しており、9月は同10%以上の増加となった。楽天市場の成長が他のサービスにも波及効果をもたらしたという。
 副社長執行役員コマースカンパニープレジデントの武田和徳氏は、「流通総額の成長がいったん止まったのではないかと思われた方もいたかもしれないが、今期になってモノが売れ、波に乗っている。特に楽天市場は9月においては10%以上成長した」と振り返る。
 特にモバイルの流通総額が伸びており、流通総額におけるモバイル比率は同5・1ポイント増の69・3%となった。
 ファッションブランドを販売する「楽天ブランドアベニュー」の流通総額は、同94・9%増となった。シーズンやブランドに合わせたマーケティングの最適化や、テレビCMによる認知度拡大が奏功したという。
 「ブランドアベニューの9~10月の流通総額は100%増以上になっている」(武田氏)と話す。
 国内ECの営業利益は、同15・8%減の162億4100万円だった。フリマアプリの有料化やマーケティングの効率化を推進しており、収益面は改善傾向にあるという。
 楽天エコシステムの拡大を図るため、常務執行役員コマースカンパニーシニアヴァイスプレジデントの河野奈保氏は新たにCMO(チーフマーケティングオフィサー)にも就いた。
 「(純第3四半期における)2サービス以上を利用しているクロスユース率は、同3・0ポイント増の69・2%に増加した。着実にクロスユースが広がっている」(河野氏)と話す。

常務執行役員CMOコマースカンパニーシニアヴァイスプレジデント・河野奈保氏

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