大塚家具 18年4―9月期/EC売上69%増に/多店舗展開が奏功

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 家具・インテリア関連のECサイト「IDC OTSUKA」の運営を行う大塚家具(本社東京都、大塚久美子社長)は、18年4―9月期(第2四半期)のECサイトでの売上高が前年同期比69%増の1億7100万円となったことを明らかにした。モールを含めた複数ショップの展開が売り上げ増の要因になっているという。
 同社は、自社サイトを運用するほか、18年10月時点で三つのECモールに出店・出品している。モールごとにそれぞれ異なるマーケティング施策を行うことにより、認知向上と販売拡大につなげているという。
 17年9月26日に出店したモール「LOCONDO HOME(ロコンドホーム)」では、若年層を意識したマーケティング施策を行っている。「大塚家具=インテリア」というイメージを、若年層にも広げたいのだという。
 17年10月30日には「ヤフーショッピング」にも出店した。(1)利用者層が幅広い(2)自社公式サイトへリンクが張れる─といったメリットを生かし、ヤフーでは、顧客からの、インテリアに関する相談に応えるサービスを提供している。ヤフー店では、定番商品を中心に掲載するようにもしているという。
 18年5月1日から出品を開始した「アマゾン」では、商品画像を拡大表示できる機能を有効活用。細部を含め、商品の魅力がしっかりと伝わるよう、工夫を重ねているという。
 今後は、ECモールごとに購買分析を行い、各モールにおける、商品点数や掲載商品などを最適化していきたいという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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