シュッピン 18年4―9月期/ネット売上102億円/EC比率は62.7%に

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 カメラや時計を販売するシュッピンの18年4―9月期(中間期)におけるEC売上高は、前年同期比15.6%増の102億6400万円だった。EC比率は同1.2ポイント増の62.7%に拡大した。品ぞろえやコンテンツを拡充し、人工知能(AI)を活用したレコメンドシステムも機能的に働き、EC売上高を押し上げた。
 主力の中古カメラを取り扱う「Map Camera(マップカメラ)」では、AIを活用しトップページで商品をレコメンドしたり、「ご優待チケット」というクーポン施策を強化することで販促に注力した。
 自社の写真共有サイトと連携したり、フォトコンテストを定期的に実施するなどユーザー参加型のサービスを構築し、集客を強化したことも奏功した。
 主力商品の一つである時計は、全商品の紹介動画を掲載。動画はユーチューブにも配信し、新規顧客の獲得にもつなげている。
 営業利益は同7.4%減の6億8200万円、四半期純利益は同8.1%減の4億6200万円だった。カメラの新商品の発売が控えており、買い控えがあったため、セールなどで販促を強化。中古品の粗利率が若干低下したという。
 19年3月期は売上高が前期比14.4%増の353億8100万円、営業利益は同19.9%増の18億4200円、当期純利益は同16.1%増の12億5100万円を予想している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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