LINEは今冬、ショッピングサービス「LINEショッピング」において実店舗への送客(O2O)サービス「SHOPPING GO(ショッピング・ゴー)」を開始する。第1弾の提携パートナーはファッションブランド「アースミュージック&エコロジー」。「LINEショッピング」を見て、実店舗で商品を購入したユーザーに特典を付与し、送客効果を高めるという。
LINEは17年6月、ECサイトにユーザーを送客するショッピングサービス「LINEショッピング」を開始した。現在では会員が2200万人に達し、取扱商品数は2億点以上に拡大した。
LINEは「LINEショッピング」をポイントバックサイトからショッピング検索ポータルに発展させたいと考えており、オフラインの検索機能の実装も視野に入れていた。
「位置情報と検索機能、パーソナライズを掛け合わせたサービスを実現できるのがLINEの強み。今冬からテスト導入を開始し、来春以降に本格展開したい」(藤井英雄執行役員コマース担当)と話す。
LINEは位置情報の捕捉やレジでのバーコードスキャンなどを活用し、ユーザーの実店舗での購買情報を収集する見込みだ。リアルでの購入者にもポイントを還元し、サービスの利用を促す。
「LINEショッピング」は検索機能やサイトのUI(ユーザーインターフェイス)、レコメンド機能の改善を図り、利便性を向上させている。EC送客に加えて、リアルへの送客機能を実装することで、ユーザーの利用率を高めたい考えだ。
LINE/今冬、店舗送客を開始/第1弾は「アースミュージック&エコロジー」
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