シーズ・ホールディングス 18年7月期/売上高は509億円/今期ECサイトをテコ入れ

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今期(19年7月期)の事業展望を説明する石原智美社長

今期(19年7月期)の事業展望を説明する石原智美社長

 ドクターシーラボ(本社東京都、石原智美社長)の持ち株会社、シーズ・ホールディングス(HD)が9月11日に発表した18年7月期の連結売上高は、前期比18.7%増の509億3800万円だった。卸販売が業績をけん引した。通販売上高は231億5100万円で、同1.2%増にとどまった。今期はECサイトの改修など、通販事業を再構築する。
 通販以外のドクターシーラボ事業の販路別売上高は、卸販売が同19.0%増の116億7100万円、対面型店舗販売が同11.6%増の45億円、海外事業は同3.9%増の36億7500万円だった。
 通販事業は、休眠顧客の復活やアマゾンへの出店が増収要因となった。復活顧客数は前の期と比べて60.5%増加した。ただ、自社ECサイトでの販売額は低下。ネット通販売上高のシェア率は47.9%となっている。
 9月14日に開いた決算説明会で石原智美社長は「ECサイトは一見、通常のサイト。ただ、実際の購入となると、(決済までに)何度もクリックをしなければならない。サイトリニューアルが終わるのは今期(19年7月期)の終わりか、来年の8月」と説明した。
 同期の営業利益は、同2.1%増の87億4700万円、経常利益が同0.8%増の88億3500万円、当期純利益は同4.6%減の57億900万円だった。台湾・香港・シンガポールに拠点を置く子会社の事業譲渡が純利益の減益に影響した。

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