NTTドコモ/不正アクセスで被害/iPhoneXなど1000件の不正購入

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 NTTドコモは、同社が運営する契約者専用のECサイト「ドコモオンラインショップ」に、8月5日までに不正アクセスがあったことを明らかにした。攻撃者が不正に入手した契約者のIDとパスワードを使ってECサイトにログインし、被害が発生したという。攻撃者は人気のスマートフォン「iPhoneX」などを不正に購入するなどしたという。被害件数は約1000件だとしている。
 8月5日に、同社に対して顧客から「自分のクレジットカードを使って知らない商品の購入があった」という問い合わせがあった。ドコモがすぐに状況を確認したところ、8月6日に不正アクセスが複数あったことを確認した。
 アカウントを不正に利用された顧客一人一人の被害額が異なるため、被害総額は「現在調査中」(広報)としている。被害としては「iPhoneX」の購入が多かったという。ECサイトでは、同商品を約14万円で販売している。
 ドコモでは、不正アクセスの発覚以前も、希望する契約者に対しては、IDとパスワード以外の本人確認を提供していた。被害発覚後の8月15日以降は、「ドコモオンラインショップ」の利用者全員について、IDとパスワードによる本人確認とは別の、二段階認証を行うシステムを導入。セキュリティーをさらに強化したとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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