ハウスウェルネスフーズ/乳酸菌事業を強化/新商品開発と健食通販を拡大

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乳酸菌事業強化を発表する広浦康勝社長

 ハウス食品グループで健康食品事業を行うハウスウェルネスフーズ(本社東京都、広浦康勝社長)は8月2日、同社独自の乳酸菌を利用したBtoC事業を強化すると発表した。今後は、ハウス食品グループが展開する既存商品に、同社の乳酸菌の技術を応用していくとしている。乳酸菌を配合した健康食品を扱う通販事業の売上規模も拡大させていく。19年3月期中に乳酸菌事業の売上高を70億円に高めることを目標に掲げている。
 同社は、体の免疫機能を高める機能性を特徴とした独自の乳酸菌素材「HK L—137」を保持している。ピクルスなどの発酵食品に存在している乳酸菌の菌種は「Lactobacillus plantarum(ラクトバチルス プランタラム)」。同社はこれまで、国内では同乳酸菌素材を家畜の飼料に配合するなどして、BtoBで事業展開を行ってきた。ただこれまでも、米国、台湾など国外では、健康食品に配合する素材として提供しており、代理店を通じてメーカーに提供してきたという。18年3月期の時点では、同社の乳酸菌事業の売上規模は、4億円弱だったとしている。
 同社の広浦社長は、「ハウス食品グループはこれまで、『ビタミン』と『スパイス』を大きな武器として展開してきた。3番目の武器として新たに、「HK L—137」を今後大きく展開し、新しい市場を創造していく。ハウス食品グループトータルで打ち出していく」と話した。
 8月13日に、乳酸菌を配合したハウス食品の新製品を発売する。新商品の内容は8月2日時点では非公開だが、「今後はカレーのルーなどといった既存の商品カテゴリーでも、乳酸菌を配合した商品を展開することも検討している」(同)としている。既存の商品カテゴリーでの乳酸菌の展開については、店販小売が中心になるという。
 通販事業については今後、乳酸菌を配合した健康食品の開発を進め、インフォマーシャルやウェブ広告のPRも強化するという。18年3月期のハウスウェルネスフーズの乳酸菌以外の商品も含めた通販事業の売上高は、5億円程度だった。19年3月期で目標としている乳酸菌事業の売上高70億円のうち、通販売り上げがどの程度を占める予定かについては公開していない。
 「当社の乳酸菌は、免疫賦活の機能性に強みを持つ。乳酸菌の市場の中でも、免疫賦活力を訴求する乳酸菌の市場開拓はまだまだ進んでおらず、将来性が十分あると考えている」(同)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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