ベクトル/ソフマップと業務提携/相互で買取の仕組みを導入

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 古着のECを運営するベクトル(本社岡山県、村川智博社長)は、ビックカメラグループで新品や中古のデジタル家電の店販・ECを展開するソフマップと、戦略的業務提携を結んだ。8月1日から、ベクトルはデジタル家電の買い取りを行い、買い取った商品をソフマップに提供する。ソフマップは実店舗に衣料品の買取カウンターを設け、買取品をベクトルに提供していくという。
 ベクトルは今回の提携をきっかけに、全国の、買い取りを行っているフランチャイズ店舗に、ソフマップが開発・運用している、デジタル家電に特化した買取・査定を行うシステムを導入する。デジタル家電の買い取りを希望する顧客がベクトルの店舗に来ると、即座にシステムで商品を査定。買い取った商品は、店舗からソフマップの倉庫に送られ、ソフマップの販売チャネルで販売される。
 一方ソフマップでは、ソフマップの実店舗に新たに衣料品の買い取りカウンターを設置する。来店した顧客の古着やブランドバッグなどをソフマップが買い取り、ベクトルの倉庫に送付する。送付された商品をベクトルが査定して、ベクトルの運営するECのチャネルで、販売を行っていくとしている。
 ベクトルとソフマップは将来的に、宅配買取サービス「フクウロ」の宅配買い取りキットを、ビックカメラグループの店舗に設置することも検討しているという。ソフマップのユーザーが、自宅からベクトルの買取サービスを利用できるようにする。
 ソフマップには衣料品の買い取りを始めることによって女性顧客の来店を促す狙いもある。一方ベクトルにも、デジタル家電を扱うことにより、男性顧客の利用を促進したいという狙いがあるという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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