楽天/グループを再編/ECは別会社で運営

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 楽天は8月6日、会社分割により、グループを再編すると発表した。19年4月に国内のECなどのネット・サービス事業を「楽天イーコマース株式会社(仮称)」に承継する。国内の主力事業であるEC事業、モバイル事業、金融事業を中核3社で運営し、事業展開を加速する(図参照)。
 8月6日の取締役会で会社分割によるグループ再編を決議した。19年2月中旬に吸収分割契約を締結し、同3月の定時株主総会で分割契約の承認を得る。グループ再編の効力発生日は4月1日になる予定だという。
 「今後、さらに迅速な経営判断や新しいサービスへの投資が必要となる。2年前に11カンパニー制に変更したが、今回さらにカンパニー制を突き詰め、グループを再編することになった」(代表取締役副会長執行役員・穂坂雅之氏)と説明する。
 「楽天市場」を統括するEC事業などは、楽天の完全子会社で知的財産権の管理を行う第二犬鷲に承継し、商号を「楽天イーコマース株式会社(仮称)」に変更する予定。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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