スタートトゥデイ/スーツ売上5.5億円/PB売上200億円達成に自信

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 スタートトゥデイの18年4—6月期(第1四半期)におけるプライベートブランド(PB=自主企画)商品の売上高は、1億1000万円だった。7月2日に発売したビジネススーツとシャツのセットは約1カ月間で5億5000万円以上を売り上げた。今後、秋冬アイテムや女性向けのビジネススーツを投入する。前澤友作社長は今期目標のPB売上高200億円の達成に自信をのぞかせた。
 PB販売のネックとなっていたサイズ計測用の「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の配布が順調に推移している。4月末に「ゾゾスーツ」の新モデルを発表し、7月3日時点で55万枚を配布したと明かした。7月は1日2万枚のペースで配布し、7月31日までに累計113万8333枚配布したという。
 「『ゾゾスーツ』が届き、PBを購入した方から感動の声が続々届いている。配布のペースはもっと上げられる。『ゾゾスーツが届かない』という声は減っていくだろう」(前澤社長)と話す。
 販売アイテムの中でもビジネススーツのセットが販売好調で、7月2日の発売から同31日までに2万2459セットを受注したという。
 「猛暑の中でセットアップのビジネススーツがこれだけ売れている。秋以降はもっと売れると期待している」(同)と話す。
 比較的単価の高いビジネススーツを発売したことで、4〜7月の1人当たりのPB平均購入金額は9719円に達した。当初は年間購入金額を7500円と想定しており、計画を上回る実績だという。
 8月にはネクタイ、ボーダーTシャツ、ホールガーメントニット(縫い目がないニット)、長袖Tシャツ、10月には女性向けセットアップ(ビジネススーツ)、コート、インナー(男性向けの下着や靴下など)などを販売する予定だ。
 「昨日(7月30日)すでに発表したが、靴や女性下着(ブラジャー)の製品開発を開始する。そのための経験者や専門家を募集している。靴や下着を製造するための計測手段はめどが立っていると思っていただいて構わない」(同)と話す。
 新商品を次々と投入して、四半期ごとに売り上げを伸ばし、19年3月期のPB売り上げ目標を達成したい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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