楽天/ぐるなびと資本提携/会員サービスを段階的統合

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 楽天は7月27日、ぐるなびとの資本業務提携を締結すると発表した。楽天はぐるなびの発行済株式の9.6%を取得する予定。会員やポイントなどを段階的に楽天のサービスに統合する。飲食店予約サービスや広告、決済などについても協業する。楽天は飲食市場でユーザーを多数抱えるぐるなびと提携することで、楽天経済圏のさらなる拡大を狙う。
 楽天は7月30日付で、ぐるなびの滝久雄会長から保有株式の一部(467万7600株)を市場外の相対取引により譲受することで合意した。楽天は8月22日付で、ぐるなびの発行済株式の9.6%(議決権割合は9.9%)を取得。ぐるなびに取締役を1人派遣する。
 資本業務提携では、(1)ぐるなびの会員・ポイントサービスを段階的に楽天会員・楽天スーパーポイントに統合(2)楽天ユーザーにぐるなびのネット予約サービスの利用を促進(3)楽天とぐるなびのサイト上の広告枠の販売における協業(4)ぐるなびの加盟飲食店に決済方法のPRや楽天カード・楽天ペイの表示(5)楽天とぐるなびのサービスについて顧客・加盟店への販売促進─などを盛り込んだ。
 さらに両社のブランドや蓄積するデータを活用した協業、相互の商材の販売促進などについても検討する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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