シモジマ/EC売上50億円目指す/包装資材をオムニチャネル展開

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 包装資材を製造・販売するシモジマは7月2日、ECサイトをリニューアルオープンした。運営する実店舗のPOSデータ(購買記録)と連携する、優良顧客ほど割引率が高くなる会員制度を導入。法人向け限定の発注サイトも提供し、ECを強化する。5年後までに、EC売上高を50億円に拡大したい考えだ。
 「シモジマ型オムニチャネル戦略」と銘打った施策を始動した。新会員制度は、直近1年間における店舗・ECでの購入金額に応じて割引率が変動するもの(表参照)。割引率は4段階に設定しており、毎月5日に更新する。
 取引先企業には資材発注専用サイト「i—Order」を提供し、EC売上高の拡大につなげていく。
 現在、全国に270の実店舗を展開している。開発中のモバイル端末向けアプリは今秋リリースする予定で、実店舗で現物を確認してECで購入するといった購買行動を想定している。
 シモジマは東証1部に上場している包装材・店舗用品の販売会社で、18年3月期における連結売上高は469億6500円。EC売上高は公表していない。
 「『商売繁盛がっつり支援』が事業コンセプト。ECを窓口にして、実店舗や法人営業で培ったサービス力を提供したい」(経営企画室)と意気込む。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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