キリン堂/中国ECで独占販売/「レヴール」など4ブランド

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ドラッグストアを展開するキリン堂(本社大阪府、寺西豊彦社長)は7月2日、ジャパンゲートウェイが提供するヘアケアブランド「レヴール」など、4ブランドの中国ECにおける独占販売権を取得したと発表した。キリン堂は中国の大手ECモールで越境ECを展開しており、独占販売商品を生かして、さらなる売り上げ拡大を狙う。
 ジャパンゲートウェイの販売総代理店であるフォーヴィスムと独占販売権契約を締結した。ヘアケア「レヴール」、ボディケア「メルサボン」、フェイスマスク「美肌一族」、スカルプケア「リガオス」の4ブランドを中国向けECで独占販売する。
 キリン堂は14年、国内のドラッグストアチェーンとして初めて、アリババグループが運営する越境ECモール「天猫国際(Tモールグローバル)」に出店。11月11日の「独身の日セール」などで「レヴール」の販売を強化し、高い実績を作っていた。
 しかしその後、他社も「レヴール」の取り扱いを始めたため、価格競争に陥っていた。
 今回の独占販売権取得を中国越境EC事業の起爆剤にする。今年の「独身の日セール」に向けて販売促進を図る計画だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ