ハウスオブローゼ/EC売上は2.4億円/ネット会員1年で2万人増加

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 化粧品販売のハウスオブローゼのEC売上高が伸長している。18年3月期におけるEC売上高は、前期比21.9%増の2億4400万円だった。ハウスオブローゼは16年3月期末で243店あった店舗を、18年3月期末は230店に集約。閉店に伴い、EC会員は1年で2万人増加し、5万人となっている。
 百貨店の閉店に伴い、ハウスオブローゼの実店舗も閉店している。近隣エリアで出店が可能な場合は新規出店している(表参照)。
 ハウスオブローゼは「退店地域の顧客に対してはECサイトを紹介するDMを送付している。ECの役割はますます高まっている」(経営企画室・小野敏健室長)と説明する。
 会員数の拡大といった新規顧客の増加が売り上げ拡大の要因となっている。18年3月期における自社サイトでにおける受注件数は前期と比べ27%増加している。
 今期から来期にかけて通販システムを変更し、より顧客分析が詳細に行える体制を整える計画だ。小野室長は「19年3月期はEC売上高を3億円までもっていきたい。早期に5億〜6億円規模に、最終的には全体売上の10%をECで売り上げたい」と今後について語る。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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