メルカリ/法人が出品可能に/商品拡充狙い、テスト販売

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 メルカリは6月26日、一部の法人による「メルカリ」への出品が可能になったことを明らかにした。メルカリが指定した事業者が試験的に販売している。メルカリは一部法人への出品開放により、商品ラインアップの充実を図っている。
 法人が運営する「公式ショップ」の出店を、「メルカリ」内のプッシュ通知で知らせた。商品が新品で、通常の出品とは異なり、一商品でも複数在庫がある点を特徴として紹介。特定のワードで商品検索すると、対応するショップの商品が、個人の出品物の上部に表示される。
 メルカリが指定した一部の法人が試験的に出品している。
 「セシール(イマージュ)」「ベルメゾン」「コスメランド」「アーバンリサーチアウトレット」「GDOゴルフショップ」など、ファションやコスメ、ゴルフ用品といった幅広いジャンルの公式ショップがテスト販売している。
 アーバンリサーチでは「メルカリ内で当社のブランドの流通が多かったようで、声を掛けていただいた。販売チャネルの特徴を考えて、アウトレットのアイテムを出品している。販売開始は6月25日から。当社にとってもメルカリにとっても、テストマーケティングの段階」(WEB事業部・坂本満広部長)と話す。
 メルカリは「多種多様な商品を購入したいというお客さまのニーズに応えるため、『メルカリ』のコンテンツを拡充するのが目的。規模を広げるタイミングでリリースし、改めて告知する予定」(広報)と話しており、法人向け機能開放の対象企業を今後広げる可能性を示唆している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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