イー・ロジット 〈総面積の7割埋まる〉/2月に開設した新センター

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「三郷フルフィルメントセンター」の外部

 通販物流支援を手掛けるイー・ロジット(本社東京都、角井亮一社長、(電)03—5825—1720)が2月に開設した埼玉・三郷の物流センターは、延べ床面積の約70%が埋まっている状況だ。新規荷主の業務が稼働しているほか、東京・松江(東京FC)と埼玉・八潮(埼玉FC)の両センターへ補充する荷物を保管しているためだ。新規の引き合いは寄せられているが、配送会社による総量規制で業務が受託できない状況となっている。


■引き合い続く

 2月から開設したのは「三郷フルフィルメントセンター(FC)」。延べ床面積は約2万2440平方メートルの規模で、場所は「東京FC」と「埼玉FC」の中間に位置する。
 「三郷FC」の建物は3階建てで、1階はストックヤードと出荷場として利用。EC事業者の商品保管や梱包業務は2階と3階で行っている。2〜3階の両フロアでは、荷主別にピッキングおよび梱包エリアが設置されている。
 建物はA棟とB棟に分かれており、現状は片側の棟を自社で使用、もう一方は他の物流会社に賃貸している。「東京FC」「埼玉FC」への補充在庫も保管しているため、全体の7割は埋まっているが、閑散とした印象だ。
 「それでも想定より速く埋まっている」と語るのは、通販物流事業部営業部・土橋恵司課長。開設から3カ月後に現状のスペースが埋まるとは想定していなかった。
 しかも新規荷主による引き合いは滞らない状況が続いている。取引先や荷主からの紹介に加え、競合の3PL事業者が受託しているEC事業者からの見積もり案件が後を絶たないからだ。


■総量規制が壁

 しかし、配送会社による総量規制の影響で、新規案件は受託できない状況が出始めている。イー・ロジットのセンターから出荷している荷物はヤマト運輸、佐川急便に配送を委託しているが、両配送会社とも現状を上回る出荷量には難色を示しているためだ。
 イー・ロジットの営業方針としては、新規クライアントの業務を受託して業容拡大を図りたい考えだ。しかし現場では新規案件がありながら、配送委託先の事情から新規案件が受託できない状況となっている。業務量を抑えながら配送委託先の方針変更を待つのか、新たな配送委託先を模索するのか、当面試行錯誤が続く見通しだ。

「三郷フルフィルメントセンター」の内部

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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