万田発酵/化粧品通販に本格参入/3年で化粧品売上10億円目指す

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化粧品の通販事業本格参入を発表する松浦良紀社長

化粧品の通販事業本格参入を発表する松浦良紀社長

 健康食品の通販を行う万田発酵(本社広島県、松浦良紀社長)は6月13日、化粧品の通販事業に本格参入すると発表した。販売するのは40〜50代をターゲットにした発酵化粧品「Mforte(エムフォルテ)」シリーズ4品目。インフルエンサーを使ったPRを積極的に行うことにより、口コミからのEC流入拡大を図る。既存の健康食品の定期購入顧客へのクロスセルも狙う。21年5月期までには、化粧品だけで10億円の売り上げを達成したいという。
 主力商品である発酵食品の研究開発で培った、植物発酵の技術を活用し開発したスキンケアシリーズ「エムフォルテ」を7月10日に発売する。ウンシュウミカンやネーブルオレンジなど、24種類の植物を発酵させて抽出したエキスを配合している。美容液など4品目を展開。1品当たりの価格は税込5400〜8640円となっている。
 万田発酵ではこれまでも化粧品の販売を行っていたが、発酵化粧品を広告展開などで本格的に打ち出すのは初めてだという。
 万田発酵の健康食品のアクティブな定期顧客は約11万人。60〜80代を中心とした、健康食品の愛用者層にも同梱物などを通じて化粧品を提案する。
 同社の18年5月期の売上高は100億円を超えており、大半がサプリメントなどの健康食品の売り上げだ。
 「化粧品の展開では、今までリーチしてこなかった新規顧客にリーチしたい。まずはインフルエンサーを使い口コミで認知度の拡大を図る。一方で、テレビ広告などのマスメディアを使った認知拡大も狙っていく」(松浦社長)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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