ルクサ 18年3月期/売上高62%増の218億円/ECサイト会員は200万人に

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 KDDIの子会社でタイムセール型ECを運営するルクサ(本社東京都、村田聡社長)の18年3月期の売上高は、前期比62%増の218億4100万円だった。ECサイト「LUXA(ルクサ)」の売上高は前期比30%増の約50億円だった。宝塚歌劇団などの演劇や歌舞伎、音楽のライブチケットの販売を強化したところ、新規会員が増加。18年5月末時点の会員数は前期末比11%増の200万人に到達した。
 同社では18年3月期に、演劇やライブなどのエンターテインメントのチケットの販促を積極的に行った。宝塚歌劇団のチケットの平均単価は約1万2000円。平均単価が4000円前後だという、物販や、レストランのチケットではなく、エンタメチケットの販売数が増加した結果、EC事業全体の売上高が拡大したという。
 「これまでは、会員登録をしても、商品の購入には至らないという顧客が多かった。18年3月期は、新規顧客も既存顧客も、『ちょっとぜいたくをしてみよう』と考える人が全体的に増えた印象だ」(広報)としている。
 同社の売上高のうち、KDDIが運営するECサイト「au wallet market(エーユー ウォレットマーケット)」への商品卸事業は、130億円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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