買えるAbemaTV社/一番組の売上3倍に/企画が購買意欲を刺激

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カレー研究家の一条もんこ氏が監修した「あしたのカレー」(税別1995円)

カレー研究家の一条もんこ氏が監修した「あしたのカレー」(税別1995円)

 サイバーエージェントの子会社で通販事業を展開する、買えるAbemaTV社(本社東京都、藤田晋社長)のインターネットテレビショッピングが順調だ。4月5日に配信した通販番組による売上高は、2〜3月に配信した番組の平均売上高と比べ約3倍だった。商品紹介者の対決企画など、購買意欲を刺激する番組内容が売り上げを伸ばしている。
 商品の販売個数は4月23日現在、4000個を突破している。番組の視聴数は横ばいで、コンバージョンレート(CVR)が向上している。
 カレー研究家の一条もんこ氏が監修し、番組内で紹介・販売した「あしたのカレー」(税別1995円)はこれまでに1300セットを販売した。
 番組中では「ハンバイヤー(販売とバイヤーを掛け合わせた造語)」と呼ばれる出演者が商品を紹介する。ハンバイヤーが販売個数を競う企画や、出演続投を賭けた企画などが好評となっている。
 自身も販売部長として番組に出演する伊達学取締役は「アベマTVというプラットフォームにおける物の売り方がいくつか分かってきた」とこれまでを振り返る。今後は「商品単価を上げる施策が必要。4月からは、単価が高めの独占販売商品やオリジナル商品を月に1〜2品目投入したい」(同)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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