オンワードホールディングス 18年2月期/EC売上高36%増/今期は300億円超を狙う

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EC事業の好調を伝える保元道宣社長

EC事業の好調を伝える保元道宣社長

 オンワードホールディングス(HD)の18年2月期におけるEC売上高は、前期比36.8%増の202億6900万円だった。リアルとネットの在庫一元化やウェブの販促施策を強化し、成長を持続。19年2月期はEC売上高300億円を突破したい考えだ。
 EC事業を拡大するため、(1)在庫一元化による効率化(2)予約商品、オンライン限定商品の拡充(3)イベントと連動したキャンペーンの推進(4)ウェブセールの強化─といった強化施策を実施。自社ECサイト「オンワード・クローゼット」を中心に売り上げを伸ばした。
 物流改革にも取り組んでいる。全商品にRFIDタグを装着したり、11拠点あった物流センターを4拠点に集約している。
 「収益性の高い自社ECサイトに注力しているが、赤字となっているモールがあるわけではない。ウェブ会員にはマイショップ制度を設けており、リアル店舗の登録を促している。ネットとリアルの連携も鍵となる」(保元道宣社長)と話す。
 買収したティアクラッセを通してEC限定のワンピースブランドを展開したり、動画メディアのC ChannelとEC限定ブランドを開発するなど、ECならではのサービス展開も強化している。化粧品ブランドのEC展開も強化する方針だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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