ヤフー第3四半期/取扱高1804億円/セール奏功で前年比28%増

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 ヤフーが2月2日に発表した純第3四半期(17年10―12月)のショッピング事業による取扱高は、前年同期比28.2%増となる1804億円だった。11月に実施したセールによる取扱高の増加が奏功したほか、ソフトバンク会員による「ヤフーショッピング」の取扱高増加が寄与した。
 ショッピング事業の取扱高は、「ヤフーショッピング」「LOHACO(ロハコ)」ならびにチャームの取扱高で構成。「ロハコ」の取扱高は12月20日締めとなっている。
 昨年11月5日から11日まで実施したセール「いい買物の日」が、取扱高の増加に奏功。「いい買物の日」自体の取扱高実績は、一昨年と比べ46.0%の増加だった。
 17年9月末時点における「ヤフーショッピング」への出店者数は60万店超の規模。「ヤフーショッピング」での購入者数は明らかにしていないが、13年10月の「eコマース戦略」を発表した時点と比べ2倍超に拡大している。
 ソフトバンク会員を対象とした「ヤフーショッピング」のポイント10倍付与が寄与し、ソフトバンク会員による「ヤフーショッピング」の取扱高は1年間で4倍超となった。
 今期の累計(17年4―12月期)による「コマース事業」の売上高は、前年同期比5.1%増の4379億円。営業利益は同5.4%減となる619億円だった。「コマース事業」の内訳は「ヤフーショッピング」「ヤフオク」「アスクル」のほか、クレジットカードなどの決済金融関連サービスを含む。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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