パタゴニア・インターナショナル・インク/アプリ6.5万DL/顧客との関係づくりに寄与

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 アウトドアウエアを製造・販売するパタゴニア・インターナショナル・インク(日本支社神奈川県、辻井隆行支社長)のモバイル端末向けアプリのダウンロード(DL)数が、1月までに6万5000件を突破した。商品が購入できるほか、利用者が記事を投稿できるコーナーを設けている。顧客との関係作りに貢献しており、アプリでのコンバージョン率はモバイルサイトより約30%高いという。
 17年8月末、アプリの配信を開始した。製品カタログなどでは商品を紹介。パタゴニアが取り組む、商品の製造を通した環境保護活動に関連した情報なども発信している。着古した製品の写真とともに、製品にまつわる思い出をユーザーが投稿するコーナー「wornwear(ウォーンウエア)」などユーザーが参加できるコンテンツも用意した。
 パタゴニアは全国に22店の直営店を展開している。EC売上高は開示していないが、売り上げ構成比率は直営店約45%、ECは約25%、卸販売約30%となっている。
 17年4月期のEC売上高は前期比で20%以上増加した。
 「顧客との関係構築により、リテンションができている」(平田健夫eコマース・ディレクター)と成長要因を分析している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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