楽天IT学校甲子園/新潟・三条商業高が優勝/参加55校のプレゼン大会開催

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楽天市場部門と楽天トラベル部門の優勝・準優勝校

楽天市場部門と楽天トラベル部門の優勝・準優勝校

 楽天は1月20日、高校生向けECビジネス実践授業「楽天IT学校2017」の成果をプレゼンする全国大会「楽天IT学校甲子園」を開催した。楽天市場部門は新潟県立三条商業高等学校が、楽天トラベル部門は富山県立高岡商業高等学校が、優勝校に選ばれた。結果発表後には、授業に協力した店舗や楽天の社員が高校生と喜びを分かち合っていた。
 楽天は08年から10年連続で毎年、CSR(企業の社会的責任)の一環として「楽天IT学校」を開催している。楽天の社員や地元の店舗が、全8回の授業を通して高校生にネット販売の基礎やノウハウを伝授する。授業の集大成として「楽天IT甲子園」を開催している。
 大会当日は55校の代表チームが集まり、プレゼンを実施した。当日の予選を勝ち抜いた12校が、本選で最終プレゼン。特別審査員の元オリンピック代表・為末大氏のほか、楽天の役員や社員、協力店舗が審査し、受賞校を選出した。
 楽天市場部門で優勝した三条商業高等学校は、新潟県の家電通販サイト「オリジナル家電のシバデンライフ」の協力を仰ぎ、サイクロン掃除機を販売。ターゲットである主婦のニーズをくみ取り、画像やイラストを効果的に用いて商品をアピールするページを作成した。
 当日のプレゼンでは、女子生徒が主婦を演じ、家事の悩みを紹介。男子生徒が掃除機役を演じ、高い性能で悩みを解決できると発表した。審査員を務めた楽天の常務執行役員・ECカンパニープレジデントである河野奈保氏は、「皆さんのプレゼンは初々しく、仕事への向き合い方など考えさせられた。お客さまへ『癒やし』を提案する商品もあったが、私は皆さんにキュンキュンさせられ、癒やされた1日だった」と振り返った。

三条商業高のプレゼンの様子

三条商業高のプレゼンの様子

河野常務は高校生のプレゼンを称賛

河野常務は高校生のプレゼンを称賛

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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