ヤーマン17年5―10月期/広告効率重視し大幅増益/通販向け卸部門は苦戦

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 美容家電メーカーのヤーマンの17年5―10月期(中間期)における連結売上高は、前年同期比13.3%増となる121億5800万円だった。営業利益は同43.2%増の33億1200万円、経常利益は同42.9%増の33億1500万円、四半期純利益は同41.1%増の21億1700万円となった。国内の免税店向け卸が好調に推移した。原価の低減を図ったり、通販を中心とした直販部門で効率重視の広告出稿を行ったりして、大幅な利益増につなげた。
 店販部門では、免税店や家電量販店向けの卸事業が好調に推移した。売上高は前年同期比66.7%増の52億1000万円、セグメント利益は同66.4%増の23億3200万円だった。
 直販部門は前年同期比13.3%減の29億7200万円と減収だったが、セグメント利益は同66.4%増の23億3200万円と大幅増になった。
 一方、テレビショッピングやEC事業者向けの卸部門は苦戦した。同部門の売上高は前年同期比15.7%減の23億3800万円、セグメント利益は同20.4%減の9億7900万円だった。
 「ショッピング専門チャンネル向けをはじめとした、各販路で苦戦した」(IR)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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