夢展望17年4―9月期/売上84%増の24億円/SPA強化で増収増益

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ファッションECサイトを運営する夢展望の17年4―9月期(中間期)売上高は、前年同期比84.7%増の24億7600万円だった。四半期純利益は8億5900万円(前年同期は1億6800万円の損失)となった。製造小売(SPA)体制を強化し、収益性の高いオリジナル商品を販売動向に合わせて投入し、大幅な増収増益を達成した。
 前期からSPAを本格化したことで、売り上げ、利益ともに改善している。今期(18年3月期)は大幅な黒字化達成を狙う。ECモールの販売動向を分析し、ランキング上位に入る商品を企画。売れ行きに応じて迅速に追加生産を行い、在庫切れを防いでいる。生産から販売までのリードタイムを短縮したことも奏功した。
 人工知能やビッグデータを活用した最先端のマーケティングテクノロジーも積極的に導入している。マーケティングオートメーション「b―dash(ビーダッシュ)」や価値観マーケティグ「iNSIGHT BOX(インサイトボックス)」など、ベンダーと共同で顧客分析やマーケティング施策を試験的に実施。システムを導入するのではなく、効果的な活用法を共同研究することで効果を最大限発揮しようとしている。
 18年3月期における売上高は前期比70.6%増の52億8300万円、当期純利益は7億5000万円(前期は1億6900万円の損失)を見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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