リンクル/グーグルのアワード受賞/検索広告部門で国内3位

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
表彰盾を持つ川崎祐一社長

表彰盾を持つ川崎祐一社長

”東大・京大生など優秀な人材確保”
 ウェブマーケティング支援のリンクル(本社東京都、川崎祐一社長、(電)03―6380―1651)はこのほど、グーグルによる代理店向け表彰企画において検索広告部門の国内3位に選出された。リスティング広告の運用実績などが高く評価されたという。「人材採用の成功が実績につながった。東京大学や京都大学など名門校の理系学生を採用・育成できた」(川崎社長)と受賞理由を語る。
 グーグルは今夏、有力代理店であるプレミアパートナーの中から優秀な実績を上げた企業を表彰する「Premier Partner Award(プレミアパートナーアワード)」を開催した。国内では初めての開催となる。近年数々の賞を獲得しているリンクルは、同賞の検索広告部門でも国内3位となった。
 リンクルはネット広告代理店では珍しく、テレアポ営業を一切行わず、広告運用に注力している。高い成果を上げることで口コミや紹介による新規顧客の獲得に成功している。
 運用実績を向上するために優秀な人材確保と育成に注力している。新卒採用を強化し、東京大学でiPS細胞を研究していた学生をはじめ、京都大学やその他国立大学、名門私立大学の学生を次々に採用している。
 「特に理系学生を多数採用している。理系学生は研究職に進む人も多いが、研究は結論を導き出すのに何年もかかる仕事だ。学生の中には結果を素早く導き出し、改善を繰り返すことで自らの成長スピードを高めたいと考えている人も多い。難易度が高い案件ほどやりがいがある。高速でPDCAを回すのは当社が得意とするところ。チャンスを与えることで新人社員がどんどん成長している」(同)と話す。
 高い実績を上げた社員は社歴にかかわらず要職に抜てきしている。入社2年目で管理職に就いた社員もいる。
 同社は業種ごとに特化したチーム体制を敷いており、豊富な専門知識を持つのが特徴。経験豊富な人材に加え、成長意欲の高い優秀な人材が活躍することにより、大手代理店以上の運用実績を上げることができている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ