ジグザグ/サイトそのまま多言語対応/転送サービスをリニューアル

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 越境EC支援のジグザグ(本社東京都、仲里一義社長、(電)03―6427―9823)はこのほど、同社が提供する海外転送ツールをリニューアルし、ECサイトの作り替えることなく多言語対応ができるようにした。125カ国以上からのアクセスへの対応が、低コストで行えるようになるという。
 リニューアルしたのは、海外転送ツール「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」。これまでのスタンダード版では、既存のECサイトとは別に作った、多言語対応したページに、海外からの購入希望者を送客する形だった。リニューアル後の「ワールドショッピングビズ チェックアウト」では、プログラミングの際にタグを一行埋め込むだけで、ECサイトを作り替えずに、そのままのページを多言語に対応させることができる。
 対応している言語は、英語や中国語(簡体字)など4カ国語。同ツールからの受注については、ジグザグが販売主体となる。ジグザグは、商品の注文を受け付けると、国内のECサイトから同商品を購入、国内の倉庫で保管した後、海外の注文者に対して発送するのだという。決済や海外発送用の再梱包などはジグザグが行う。海外顧客の情報はジグザグが管理するが、どんな顧客が来訪しているかといった情報は、クライアントにレポートで提出する。
 多言語対応ツールの導入にかかる初期費用は税別3万円。ランニングコストとして年間利用料同2万円が別途かかる。税込の月額に換算すると約1800円で越境ECに参入できる計算になるという。商品ごとの手数料などは発生しない。
 「クライアント企業のECサイトを分析した結果、海外からの来訪者が数%あるECサイトが多いことが分かった。売り上げ規模が小さなECサイトでも多言語対応していないことで、年間数十万円から数百万円の機会損失をしている計算になる。比較的低コストな当社のサービスを利用し、越境ECの知見を蓄えてほしい」(仲里社長)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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